「えんぴつで奥の細道」に挫折した理由がわかったので頑張ります

美しい文字を書けるようになりたいと度々思います。走り書きのメモの自分の字がとても残念です。本屋で、字の書き方を練習するドリルなどを一通り眺めることもしばしば。そうして、何冊か練習用に書き込める本が本棚に迎えられてあります。

その中の一冊で、とても魅力的なのが、「えんぴつで奥の細道」という本で、「奥の細道」全文が収録されています。縦書き楷書で本文と解説があり、続いて同じ文が薄く印刷してあり、それを直接なぞり書きします。芭蕉の旅路を一緒にたどっているような気分になります。

ところが、50日で完成するはずなのですが、2006年に購入したのに、昨日数えたら9日目で挫折していました。ずいぶん時間がかかっています。

今日、10日目をやりましたら、あー、これのせいかと思い当たりました。

ページを追うごとに、本の中心部分がたわんで、文字を書くのに押さえつける力が必要になってきます。ただでさえ、鉛筆で字を書く機会が減り、手首に負荷がかかるのに、さらにページの反発力にも対抗しなくてはならない。推進力がそがれました。

明日からは、なぞり書きのページを本から切り離してやることにします。

今年中に旅が終わるかわかりませんが、少しずつ進みたいと思います。